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写真展のお知らせ(やまと芸術文化ホール)

東海市芸術劇場での『寿齢讃歌』写真展に
ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
魅力的な作品と出会えたことを、大変嬉しく思っております。

さて、いよいよ
2024年2月23日から、木之下晃の写真展が始まります。

kinoshita-web-1.jpg kinoshita-web-2.jpg

今回の写真展では、木之下が人生を注いで撮影した音楽家の写真と、
ライフワークとして取り組んだポートレイト写真『石を聞く肖像』、
この二つのシリーズを、同時にご覧いただきます。
木之下晃の写真展は、これまで約100回開かれていますが、
このシリーズを同時にご覧いただく展示は、初めてとなります。
音楽家の写真は、ゼラチンシルバープリントで、
『石を聞く肖像』はパネルと映像で、ご覧いただきます。

『石を聞く肖像』は、木之下が河原で拾ったタマゴのような白い石を
芸術家に渡し、そのファーストインプレッションを捉えた、
他にない、ユニークなポートレイトのシリーズです。

つまり、こんな感じ!
木之下の代表作のひとつ、アルフレード・ブレンデル。
Alfred Brendel (c) Kinoshita Akira Archives

演奏を終えたあと、『石を聞く肖像』の撮影をお願いすると……

アリフレッドブレンデル(C)木之下晃アーカイヴス

そこには、信じられないくらいの脱力感が!
このギャップを、あなたにも楽しんでもらいたいです。

☆すべての音楽家のオンとオフを見ていただくのではありません
  オンだけの音楽家やオフだけの音楽家芸術家も☆

そして、もうひとつ。
今回、緊急企画を加えることとなりました。

Seiji Ozawa on BSO (C)Kinoshita Akira Archives

マエストロ、小澤征爾さんご逝去の報を受け、
ぜひとも、写真で故人を悼みたいと関係者全員で話し合いました。
小澤征爾さんと一つ違いの木之下は
30代~40代にかけて、なんと約400回も撮影を重ねておりました。
世界で活躍を始めたエネルギッシュな小澤さん。
フリーとなり志高く撮影に取り組んでいた木之下。
この取り合わせから遺された写真は、
唯一無二のものばかり。
なにぶん、直前でしたので、小さなコーナーとはなりますが、
魅力あふれる指揮姿
世界で活躍する様子
チャーミングなオフショット
ご家族の秘蔵写真、
などを、想いを込めて展示します。

皆さまと共に、写真で故人を悼むことができれば、本望です。
(当ブログでも、マエストロを写真で追悼しました。
 ぜひ、こちらもご覧ください。)
 http://kinoshitaakira.blog.fc2.com/blog-entry-178.html

思いがけず、3本柱となる今回の写真展。
神奈川県での開催となりますが、
どうぞ皆さま、お出掛けいただけますように。


日 時 2024年2月23日(金・祝)〜2024年3月3日(日)
       10:00~17:00
       ※最終入場は16:30
会 場 ギャラリー
料 金 無料
お問い合わせ 芸術文化ホール 電話.046-263-3806(9時~18時)
https://yamato-bunka.jp/hall/2023/009298.html

皆さまのお越しを心よりお待ちしております
木之下晃アーカイヴス














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【追悼】小澤征爾氏


Seiji Ozawa-59(C) Kinoshita Akira Archives

とうとう、この知らせが届いてしまいました。
木之下晃が最も多く撮影した音楽家のお一人、
小澤征爾さんが旅立たれました。
心からご冥福をお祈りいたします。

Seiji Ozawa6-197907 (C) Kinoshita Akira Archives

Seiji Ozawa-21 (C) Kinoshita Akira Archives

木之下とは一つ違いの小澤さん。
40代~50代は、400回以上、撮影を重ねていました。
国内はもちろん、アメリカ、ベルリン、パリ、中国……
多くの演奏に同行し、時には小澤さんの運転で移動することも。
感情が豊かで、臆せず世界へ打って出る姿勢に惹かれ、
夢中でカメラを向けていたのだと想像します。
オンの写真、オフの写真。
皆さまと写真で故人を悼んでいけたら幸いです。

Seiji Ozawa-64 (C)Kinoshita Akira Archives
今でこそ、 テレビなどの無人カメラが置かれている
このポジションでの撮影を許してくれていました。
なんという、度量の大きさでしょう。
<1980年5月5日 日比谷公会堂>

Seiji Ozawa-61 (C)Kinoshita Akira Archives
この豊かな表情。
被写体としても、どれだけ魅力的だったことか。
<1975年9月1日撮影>

Seiji Ozawa-72 (C) Kinoshita Akira Archives
ボストン・レッドソックスの大ファンでいらっしゃいましたが、
ご本人もプレー!!
<1975年6月7日 サンフランシスコ響広島公演の休演日に>

Seiji Ozawa-76 (C) Kinoshita Akira Archives
テニスも♪
<1979年8月 タングルウッド>

Seiji Ozawa-69 (C) Kinoshita Akira Archives
ベルリンでのオフショット。
ツアーメンバーと、くつろぎのひと時。

夢中でカメラを向ける中、ひとつの形になったのが、
写真集『小澤征爾の世界』(1981年講談社刊)
小澤征爾の世界
収録写真を改めて見ると、全身で音楽を紡ぐ若き日の小澤さんは、
大変に魅力的です。
2015年にケネディ・センター名誉賞を受賞されたときは、
大統領列席のもと全米中継された授賞式で、この写真集の中から、
何点も写真をご使用いただきました。
「この本の中の躍動感は、ほかの写真にはない」と式典の担当者から言っていただき、
私共も嬉しく思いました。

木之下にとっても大きな出来事になったのは、
この写真が切手になったこと。
それまで、切手の原案に写真が採用されることはなく、
写真が切手になった第一号と聞いています。
Seiji Ozawa stamp

武満徹さんの楽曲を、世界へ向けて演奏したのも、
小澤さんの大きな功績の一つではないでしょうか。
Toru Takemitsu-113(C)Kisnoshita Akira Archives
<1975年9月8日 『カトレーン』リハーサル 東京文化会館>
Seiji Ozawa-30 (C) Kinoshita Akira Archives
<1985年2月6日 新日本フィルヨーロッパ公演『ノヴェンバー・ステップス』
 ロンドン・バービカンホール>

文化大革命が終わった直後、クラシック音楽が禁止されていた中国を
ボストン響が訪問。
瀋陽で生まれた小澤さんは、万感の思いと共に、中国に降り立ちました。
Seiji Ozawa-65 (C) Kinoshita Akira Archives
<旧小沢邸前で、ご母堂さくらさん、弟幹雄さんと>
Seiji Ozawa-80sample 790319(C)Kinoshita Akira Archives
大歓迎の様子が伝わります。
Seiji Ozawa-77sample 790319(C)Kinoshita Akira Archives
中国の皆さんに、どれだけの興奮を届けたのでしょうか。

ボストン交響楽団では、追悼演奏が行われました。
スクリーンに映る在りし日の小澤さんの写真は、木之下が撮影したもの。
無題
https://www.youtube.com/watch?v=BgpLzmdtcwI

同じくボストン交響楽団ホームページ内の追悼記事にも、
木之下の写真が使用されておりました。
お互いに若く、志高く、エネルギッシュに過ごしていたからこその、写真。
木之下も天国からマエストロをねぎらっているような気がいたします。
https://www.bso.org/stories/a-tribute-to-seiji-ozawa

被写体が輝くと写真も輝く――
木之下はよく言っていましたが、
まさに、まさに、それを体現してくれたのが、小澤征爾さんでした。
どうか、安らかにお眠りください。


木之下晃アーカイヴス

2024年2月23日(金・祝)〜2024年3月3日(日)
やまと芸術文化ホール=シリウス ギャラリーにて
『音楽写真家 木之下晃写真展』が行われます。
小澤征爾さんを悼む展示も考えております。
ぜひとも、ご覧いただけたら嬉しく思います。
https://yamato-bunka.jp/hall/2023/009298.html











茅野市美術館『寿齢讃歌18』

『寿齢讃歌18』

230909-280.jpg

茅野市美術館の寿齢讃歌が始まりました。
18回目を迎える今回は、これまでを振り返る
特別な寿齢讃歌となっています。

写真を通してお年寄りに輝いてほしい――。
福祉を学んだ写真家の木之下晃が、そんな想いで始めた寿齢讃歌。

寿齢讃歌18-1

寿齢讃歌18-2

各回から5点ずつ、作品を展示。
選ばれた力作が並んでいるとあって、
作品の迫力が会場へ漂います。
寿齢讃歌の持つ力を再認識することができます。

寿齢讃歌を改めて振り返る企画も。

寿齢讃歌18-3

ここには、木之下が発した言葉があります。
寿齢讃歌への想い、写真への考え方が
写真と共に展示されています。

統計的な展示も。

寿齢讃歌18-4

九州や日本海側の地域が少ないものの、
日本全国から応募があったことがわります。

参加者からのメッセージには、こんな言葉が。
「被写体が人生を語っている」
「年を重ねていくとこを、楽しんでいきたいと思える写真ばかりで、
励まされる」
「最初は恥ずかしがっていた祖母が、写真展の展示が嬉しかったようで
“そろそろ写真を撮る時期だら?”と撮影が毎年の楽しみになった」
「この素敵なイベントが末永く続くことを期待します」

寿齢讃歌が、撮られる人を元気にして、それを見る人にも
力をくれていることを、改めて感じます。

寿齢讃歌18は 9月24日までです!
特別な寿齢讃歌を、ぜひとも、ご覧になってみてください。

会期:2023.09.09(土)〜2023.09.24(日) 10:00~18:00
火曜休館
料金:無料
http://www.chinoshiminkan.jp/museum/2023/0909.html

木之下晃のビンテージプリントの展示もあります。

230909-2-280.jpg

寿齢讃歌写真展の隣にある常設展示室では、
美術館収蔵品の中から、木之下晃の真骨頂「世界の音楽家」のビンテージプリントを
ご覧いただくことができます。
自らの手でプリントした大判の写真は、ここでしかご覧いただけません!
モノクロ写真で表現された、世界の音楽家の迫力を、ぜひともご覧ください。

寿齢讃歌18-5

寿齢讃歌18-6
他の習俗作品と共に鑑賞できるのも、茅野市美術館での楽しみです。
こちらの展示は10月29日までです。
どうぞ、お見逃しなく♪
http://www.chinoshiminkan.jp/museum/2023/0909_2.html


木之下晃アーカイヴス











茅野市美術館『寿齢讃歌』と『世界の音楽家』


9月。
今年も茅野市美術館『寿齢讃歌』の季節がやってまいりました。

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寿齢讃歌は、木之下晃が、写真を通してお年寄りを元気にしたいと始めた公募写真展です。
社会では成人となる「18回目」を迎える今回は、
その歩みをみつめる展覧会として、写真公募はせず、
これまでに寄せられた写真のなかから作品を取り上げ、展示することとなりました。
全国各地からこれまでに寄せられた写真は、1,600点以上。
その中から作品を取り上げ、展示します。

関連展示のコーナーでは、これまでの寿齢讃歌を振り返ると共に、
このプロジェクトを提唱した木之下晃自身についても、ご紹介していく予定です。

茅野市美術館の開館と共にスタートした、この寿齢讃歌は、
茅野市美術館サポーターの皆さんが企画制作を担い、市民協働で成長してきました。
木之下晃が目指したように、
お年寄りたちは写真を通して、イキイキと輝くことができたのか、
ぜひ、展示の写真を通して、感じて頂ければ幸いです。

会期:2023.09.09(土)〜2023.09.24(日) 10:00~18:00
火曜休館
料金:無料
http://www.chinoshiminkan.jp/museum/2023/0909.html

さらに!
寿齢讃歌写真展の隣にある常設展示室では、
美術館収蔵品の中から、木之下晃の真骨頂「世界の音楽家」のオリジナルプリントを
ご覧いただくことができます。
自らの手でプリントした大判の写真は、ここでしかご覧いただけません!
モノクロ写真で表現された、世界の音楽家の迫力を、ぜひともご覧ください。
http://www.chinoshiminkan.jp/museum/2023/0909_2.html

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木之下晃アーカイヴス














木之下晃メモリアル・公募写真展「寿齢讃歌」@ 東海市芸術劇場

木之下晃がライフワークとして立ち上げた公募写真展『寿齢讃歌』
東海市芸術劇場での公募写真展が始まりました!

DSC06232.jpg

パブリックスペースの壁面を使っての展示。
スタッフの皆さんと、1点1点の照明まで、丁寧に展示作業を行いました。

まだまだウイルスの影響もあるでしょうか……
今回、応募件数は減ってしまったものの、
写真の背景が想像できる、素晴らしい作品が集まりました。


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写真を通して、お年寄りを元気にしたい
お年寄りにカメラを向けることで、輝き続けてほしい
写真を媒体に、被写体と撮影者の間に関係を築いてほしい
人生のマエストロであるお年寄りの人生を記録してほしい

こんな想いのもと行われてきた寿齢讃歌。
応募作品がコンセプトを見事に表現してくれています。

展示は3月19日(日)まで。
知多半島方面にお出かけになりましたら、
ぜひとも、劇場内へもお立ち寄りください!
たくさんのご観覧をお待ちしております。

【展示詳細】
https://www.tokai-arts.jp/performance/sponsor/perform/20608/


木之下晃アーカイヴス








プロフィール

木之下晃

Author:木之下晃
音楽写真家木之下晃のブログです。
展覧会や出版のお知らせ、
撮影エピソードなどを紹介していきます。

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