写真展と新聞連載のお知らせ

◆『第15回 すずめの会 写真展』開催中です

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<トーベ・ヤンソン 1990年9月12日 フィンランド自宅兼アトリエにて>

すずめの会写真展は、日本を代表する写真家53人が、
各々1点ずつ出品して開かれる毎年恒例の写真展で、
今年は4月19日(金)~4月25日(日)まで
富士フォトギャラリー新宿で開かれています。

この会は、大竹省二さんと秋山庄太郎さんが発起人となって作られ、
木之下は第1回から参加している古参です。
なぜ『すずめの会』なのかと云うと…
いろいろなジャンルの写真家が集い
雀のお宿のようにピーチクパーチクさえずり合いましょう、という意味なのだとか!

木之下は今年はトーベ・ヤンソンさん(ムーミンの作者)をフィンランドの
自宅兼アトリエで撮影した1枚を出品しています。

名うてのカメラマン達の力作をご覧になってみてください。

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  『第15回 すずめの会 写真展』
  2013年4月19日~4月25日 10:00~18:00(最終日は16:00まで)
  富士フォトギャラリー新宿
    住所:〒 160-0022 東京都 新宿区 新宿1-10-3 太田紙興新宿ビル1F
    TEL:03-5368-2530
    http://www.prolab-create.jp/products/gallery_shinjuku.html


◆中日新聞・東京新聞夕刊『音楽写真の夢』好評連載中です!

先日は13回目までの「出会い編」をご紹介しました。
14回目からは「生い立ち編」となります。

以下、掲載予定です。(タイトルは仮)

4月25日(木)14回 暗室の魔法『戦中の小学生時代』
4月26日(金)15回 シャッターチャンスの原点『陸上競技に夢中』
4月30日(火)16回 初めての写真集作り『高校の卒業アルバム』
5月 1日(水)17回 山小屋での音楽『逆境の高校時代』
5月 2日(木)18回 写真製版との出会い『新聞社に入社』
5月 7日(火)19回 青春の登山『社内山岳会設立』
5月 8日(水)20回 出席しない大学生『日本福祉大学入学』
5月 9日(木)21回 音楽写真との出会い『労音のカメラマン』
5月10日(金)22回 最初の写真集『FOLK SONG ‘69』
5月13日(月)23回 音と映像を求めて『新人賞受賞』
5月14日(火)24回 民俗芸能への興味『茶箱一杯の未完作』
5月15日(水)25回 写真で楽譜『クリエイディブな映像』
5月16日(木)26回 音楽雑誌との出会い『編集長に育てられる』
5月17日(金)27回 音楽写真家として独立『音楽写真を切り拓く』

戦中の子供時代、父を亡くし逆境となる高校時代、
登山家になりたいと野望を抱く青春時代…
そんな中、木之下がどのようにプロのカメラマンになっていったのかを綴ってまいります。
中日新聞・東京新聞を購読している皆様、引き続きお楽しみ頂けると幸いです。

木之下晃アーカイヴス







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【追悼】サー・コリン・デイヴィス~The late Sir Colin Davis

英国の指揮者、サー・コリン・ディヴィスが4月14日に逝去されました。85歳でした。

巨匠のことは、79年にロイヤル・オペラと共に来日した時に
ホテル・オークラで初めて撮影しました。
そのときのポートレイトがこちらです。

sコリン・デイヴィス2-1

四半世紀後にこの写真を見た巨匠は
「ジョセフ・ウォルフか?」と一言。
そう、気鋭の指揮者、ジョセフ・ウォルフの本名は
ジョセフ・ファーハド・デイヴィス・ウォルフ。
巨匠のご子息です。
若かりし頃のご自身の姿を、息子さんと重ねて微笑んでおられました。

以来、来日の都度、カメラを向けてきました。

sコリン・デイヴィス4-2sコリン・デイヴィス6-2sコリン・デイヴィス5-2
左から
84年5月東京文化会館(バイエルン放送響)・98年5月サントリーホール(ロンドン響)・91年オーチャードホール(バイエルン放送響)


sコリン・デイヴィス3-2
84年5月コリン・デイヴィス夫妻 昭和女子大学人見記念講堂楽屋

シャムシイ夫人はイランの方で、64年に大恋愛の末に結婚。
愛妻家でもあり、3人のお子さんがいらっしゃいます。
79年9月21日、ロイヤル・オペラが東京文化会館で『魔笛』を公演したその日に
末のお嬢さんが誕生。
カーテンコールでは、おめでたを知ったパパゲーノ役のトーマス・アレンが、
たくさんの子供たちと一緒にウサギのぬいぐるみを持ってステージに現れ、
巨匠にプレゼントするという、ほほえましい光景が忘れられません。

sコリン・デイヴィス1-1

時間がある時には、サファカ郡にあるカントリー・ハウスで過ごされ、
そこでは読書、ガーデニング、クッキング、そしてニッティングを楽しまれたそう。
実は巨匠はセーターを編むのが得意でもありました!

お酒はあまり飲まれませんでしたが、
コンサートが終わるとグラス一杯のスコッチ「グレンフィディック」を
一気に“グイッ!”と飲み干すのが習慣なので、
オーケストラのステージ・マネージャーは終演が近づくと
「グレンフィディック」を小さな小さなグラスに1杯用意し、
楽屋の巨匠のテーブルに置くのです。

そして、ヘビー・スモーカーで、いつもパイプをくわえていたのも
印象に残っています。

sコリン・デイヴィス7-2
シリーズ『石を聞く肖像』より 98年5月撮影

温厚で、気品があり、ユーモアに溢れる氏は、
指揮者の中で最も優しい人柄の持ち主だったのではないかと、私は思っています。

巨匠の周りはいつも、気持ちを和ませる空気に満ちていました。
巨匠の音楽を聴き終わった後の充実感は
「音楽とは、結局その人の人柄の反映」と納得させられたものです。

どうぞ、やすらかにお眠りください。

木之下 晃

*『石を聞く肖像』*



「この石を見て感じたことをカメラの前で表現してください」という投げかけに答えてくれた
200人を超える芸術家が、卵のような形の石を持った瞬間を捉えた肖像写真のシリーズです。

新聞連載が始まります!

IMG_1294.jpg
<NHK NEWS WATCH 9より>

上の写真は、5日(金)on airのNHK ニュースウォッチ9の一コマ。
この日は小澤征爾さんが生でゲスト出演されていたのですが、
ゲストコーナーの演出に木之下の写真を使っていただきました。
小澤さんがニュース番組のゲストとしてテレビに出演するのは
非常に珍しいことのようですが、写真で番組づくりのお手伝いができ、光栄でした。
そして、なにより、小澤さんの「完全復帰!」は嬉しいニュースでしたね。


さて!
明日4月8日(月)~中日新聞・東京新聞の夕刊にて木之下の連載が始まります。
『音楽写真の夢』と題して、42回のシリーズで、
音楽家との出会いから、木之下自身の生い立ち、さらには
半世紀に渡る撮影エピソードの数々を綴ってまいります。

前半のラインナップは以下の予定です。

1. カラヤンとの出会い 『厳しい帝王の風貌』
2. バーンスタインとの出会い 『おお!マーラー』
3. ホロヴィッツとの出会い 『マシュマロの手』
4. マリア・カラスとの出会い 『生涯最後の舞台姿』
5. 小澤征爾との出会い 『マエストロの涙』
6. 朝比奈隆との出会い 『巨匠の手料理』
7. 渡邉暁雄との出会い 『フィンランドへの旅』
8. 山田一雄との出会い 『青春の心の持ち主』
9. 渡辺葉子との出会い 『薄幸のソプラノ歌手』
10. 武満 徹との出会い 『作曲小屋を訪ねて』
11. 芥川也寸志との出会い 『年齢を越えた友情』
12. 吉田秀和との出会い 『車中の“塾”で学ぶ』
13. トーヴェ・ヤンソンとの出会い 『妖精は取材嫌い』

中日新聞・東京新聞を購読している皆様、
よろしければ感想などもお聞かせください!
(注: 朝刊ではなく、夕刊です!!)

木之下 晃アーカイヴス






プロフィール

木之下晃

Author:木之下晃
音楽写真家木之下晃のブログです。
展覧会や出版のお知らせ、
撮影エピソードなどを紹介していきます。

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