写真展ご観覧ありがとうございました

FUJI FILM SQUARE写真歴史博物館で開かれました写真展
『木之下 晃 「世界の音楽家」-音楽を奏でる写真たち』が
12月28日、3か月の会期を終えました。
コロナの心配が尽きぬ中、足を運んでくださった皆さまへ、
心からお礼を申し上げます。
暖かな反響も、たくさんいただきました。
◇中日新聞東京新聞では記者の三品信さんは、
「今も心奪う『キノシタブラック』」
デジタルカメラの時代を迎えてもフィルムカメラでの撮影と手作業の現像に
心血を注いだ希代の写真家の芸術が、今も見る人の心をとらえて離さない。
と、会場をレポートしてくださいました。
◇写真評論家の上野修さんは、
音が流れていく音楽と、シーンを止める写真。
正反対の性質だからこそできる表現を追求し、
音楽写真を確立しただけでなく芸術の域にまで高めたのが、
木之下作品の特徴。
連写はせず「一写入魂」で瞬間を封じ込め、
それを究極の一枚に仕上げていった作品は、
デジタル時代の今日だからこそ、ぜひ見ておきたい展覧会だ。
と、『日本カメラ』の一頁を割いて展評を寄せてくださいました。
ブログに、胸が熱くなるような、素敵な感想を綴ってくださっている方も。
リンクを貼らせていただきます。
Nacoさんのブログ
https://ameblo.jp/art-masciclismo/entry-12636468527.html
Nacoさんのブログを見て、写真展を見てくださったという、うゆ3さんのブログ
https://ameblo.jp/kangaetukanai/entry-12640565970.html
その他
□演奏家の見ている先まで捉えているようで、
それぞれの音の作り方が伝わってきました。
□音楽の情熱が可視化されました。
□ブレンデルの広告を見て、LPを引っ張りだして彼のピアノを聴きました。
音楽を聴いたら実物の写真が見たくなり会場へきました。
写真を見たら、また音楽が聴きたくなりました。ループしちゃいそうです!
□当時のフィルムやカメラの性能で、コンスタントにこれだけの作品を
撮影していたことに、驚く。
□プリントが美しい
好意的なご感想をたくさん拝見し、もっともっとご紹介したいのですが、
一部だけ、ココにあげました。
会場では、とにかくじっくりと作品を見てくださる方が多いのが印象的でした。
また、これまで、木之下晃の写真を見たことがなかった方にも、
かなりの数、足を運んでいただけたようで、
没後5年、故人の作品を知っていただく貴重な機会となりました。
主催してくださった富士フイルムさん他、
写真展に関わってくださった皆さまに、改めて厚く厚くお礼申し上げます。

ギャラリートークに代えて行われました関連プログラム
「写真家・木之下晃の人と作品を語る」のインタビュー記事は、
引き続きご覧いたただけます。
木之下晃の次女、木之下貴子が、様々なエピソードを語っております。
http://fujifilmsquare.jp/detail/20100104.html
まだまだウイルスの動きが止まりません。
どうか皆さま、お身体にお気をつけて、佳いお年をお迎えください。
今年一年の感謝の気持ちを込めて……
木之下晃アーカイヴス
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